仕事はあるのにドライバーが足りない
—現場の悩みと会議の力—
物流業界が抱える深刻な課題のひとつが「ドライバー不足」。仕事はあるのに人手が足りず、現場は日々対応に追われています。そんな中、ウイング東京21 協同組合の実務者会議が、現場の悩みを共有し、解決の糸口を探る場として機能しています。今回は、実務者会議に参加する3 名の代表に、リアルな声を伺いました。







実務者会議ではどんな悩みを相談していますか?
現場のリアルな声をもとに、実務者同士が知恵を出し合い、支え合う場
- 全国的な車両不足や、急な車両手配の相談
- 初めて取引する会社の車両情報や信頼性の確認
- ドライバーとのコミュニケーションや勤怠管理の工夫
- 車両トラブルや事故対応の事例共有
- 自社では対応できない案件の連携・協力
- 各社の取り組みや改善事例の情報交換
- 人材確保の方法や採用活動の反応
- 新車の納車期間や価格などの最新情報
- 遠方業務や法令対応など、現場で必要な情報の収集
会議を通じて仕事の取引につながったことはありますか?
実務者会議が、仕事のチャンスを広げる“きっかけ”に
- 自社で保有していない車両情報を得られたことで、顧客への提案の幅が広がり、新たな案件獲得に成功。会議が営業力の強化にもつながっています。
- 会議で顔を合わせることで、馴染みの関係が築かれ、車両不足の際にも気軽に相談・依頼が可能に。「頼まれたら何とかしたい」と思える関係性が生まれています。
- 他組合との合同会議で知り合った企業との間で、実際に案件が成立。会議がネットワーク拡大の場として機能しています。
- 新規案件の際、信頼できる他社を紹介してもらい、スムーズな対応が可能に。紹介の輪が、仕事の質を高めています。
- 平ボディ車両が必要な案件では、平車を保有する会社に依頼。車両特性に応じた連携が、現場対応力を高めています。
実務者会議で他社との連携で配車業務を乗り越えた経験はありますか?また、エピソードがあれば教えてください。
「困ったときに、頼れる仲間がいる」それが、実務者会議の最大の価値です。
- 他組合との合同会議で地方の運送会社とつながり、会議後には互いに車両を融通し合う関係に。地域を越えた連携が生まれました。
- ローカルエリアのメンバーに連絡し、急な案件でも快く支援してもらえたことで、現場の安心感が格段にアップしました。
- 会議の中で得た情報をもとに、自社の配車業務を効率化。直接の依頼ではなくても、知見が業務改善につながっています。
- 自社車両が故障した際、すぐに仲間が駆けつけてくれた。「この組合に入っていて本当に良かった」と思える瞬間でした。
- 得意先からの遠方搬入依頼にも、信頼できる仲間の協力でスムーズに対応。距離を越えた連携が、仕事の質を高めています。
組合に入って「ひとりじゃない」と感じた瞬間はありますか?
仲間とのつながりが生む安心感と支え合い
- 急な車両不足の際、すぐに仲間が手を差し伸べてくれた時、「ああ、自分は支えられている」と実感しました。
- 日々の業務の中で、困った時にすぐ相談できる仲間がいることが、何よりの心の支えになっています。
- どんな小さな悩みにも真剣に耳を傾け、親身になって一緒に考えてくれる仲間の存在に、何度も救われました。
- 車両の知識や重量物の扱い方など、自分が知らなかったことを丁寧に教えてもらえた時、学びと共に温かさを感じました。
- 現場で同じような経験をしている仲間と悩みを共有し、共感し合えることで、「自分だけじゃない」と安心できました。
